北東北発 気象予報士&防災士によるブログ。忘れたころに、たま~に更新してます


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カテゴリ:お天気( 150 )

大館の秋祭りは雨祭り!?

大館神明社のお祭り(毎年9月10日、11日)は、「雨祭り」という言葉をよく聞くので、データで裏付けてみました。

その結果、9月10日に雨が降った割合は62.5%、翌11日は53.8%でした。確かに雨が多いです。

9月の雨日数は、平年で12.8日(42.7%)ですので、両日とも、平年に比べてかなり雨が降りやすい日であることがわかります。

「大館の秋祭りは雨祭り」という噂は本当でした((+_+))


表:大館神明社祭典時の降水の有無
気象庁アメダス(1976-2015)の9月10日と11日の日降水量データを抽出し下表に示した。日降水量が1mm以上の日に着色した。表内の数字は日降水量値。2001年9月10日は、3時間欠測の時間帯があるがそれ以外の時間で1mm以上の降水が観測されているため統計対象に含んだ。2001年9月11日は終日欠測のため統計対象から除外した。
                                       (mm)

 年

9月10日9月11日
1976114859
197741418
197861162
1979132235
198033134
1981000
198234135
1983000
198481220
19855510
1986213
1987000
198801818
1989681078
199002222
1991000
19929716
1993000
1994011
1995044
1996202
1997101
1998000
199903131
200031619
2001

2)

 欠測2
2002000
200324024
2004101
2005404
200612113
200715015
2008000
2009404
2010066.566.5
2011808
20129.5514.5
2013000
2014202
20158.533.542
降水日の数(回)252131
統計対象年の数(回)403940
降雨割合62.5%53.8%77.5%


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by yt-otenki | 2015-09-12 23:19 | お天気

大館の降雪と積雪の経年変化(明治~平成)

当ブログで一番人気の記事は、2005年9月に公開した「大館の最大積雪深の経年変化」です。10年近く経過してもいまだにアクセスが多いのですが、データが古くなって申し訳ないため、2013-2014冬季までの最新データを組み込んで、最新版を公開したいと思います。お待たせしました!

なお、気象の長期変動を見るためには、観測場所は、観測期間の初めから終わりまで同一の場所で、同一の周辺環境のもと、同一の観測方法で記録されていることが望ましいことは言うまでもありません。

ところが、大館の場合は不運なことに、気象庁による観測の拠点とはなっていないため、気象庁の観測で不足する気象要素(積雪等)については、他の機関がカバーするしかありません。

秋田県の場合は秋田市に気象官署として有人の地方気象台があり、空港の出張所を除けば、残りは地域気象観測システム(アメダス)での自動記録のみでカバーしています。アメダスでの観測は基本、4要素(降水量、日照時間、風向風速、気温)なのですが、積雪を観測しているアメダスは非常に限られており(県内で13か所)、気象庁は大館市内(913km2)には設置していません。積雪深や降雪量は他の気象要素よりも局地性が高いだけに、もっと密な観測網が欲しいところですが、実際はその逆となっています。そのため、今回は、気象庁データで不足する部分は、消防機関によるデータで補うこととします。

(豪雪地帯の新潟県などでは、自治体が非常に密な観測網を敷いており、県のホームページや各自治体のホームページで毎日更新しています。残念ながら、このお手本となるような観測体制は、大館市をはじめとする北東北の各自治体ではほぼ見られません。)

〇今回収集したデータ(ここでいう2014冬季年とは、2013年10月~2014年5月の寒候季を意味します)
①1892-1976年:気象庁地域気象観測所(区内観測所)データ(積雪深のみ) ・・・秋田県気象90年報より
②1977-2000年:気象庁委託積雪観測データ(積雪深のみ)
③1971-1996年:大館広域消防署本署データ(月降雪量は1971~、年最大積雪深は1973~、年最大日降雪量は1972~、日別観測データは1976~)
④1997-2008年:大館広域消防署東分署データ(降積雪)
⑤2009-2014年:大館市消防署比内分署データ(降積雪)

観測地点の位置は下記のとおり
①②は同一地点(大館市片山、旧秋田県農業試験場大館分場跡)
③は大館市根下戸
④は大館市東台
⑤は大館市比内町扇田

気象庁管理下の観測が継続していれば理想的なのですが、気象庁は2000年に大館での積雪委託観測を廃止しました。その後、アメダスの積雪計を設置することをしなかったため、大館の人たちは消防署等の観測に頼らざるを得ない状況です。しかしながら、これも、また残念なことに、観測点が本署(根下戸)→東分署(東台)→比内分署(比内町扇田)と短期間に次々と移転してしまいました。よって、1892~2014の長期のデータを収集したものの、観測の場所や環境にちょくちょく不連続が生じており、長期変動を見るにはふさわしいデータとはなっていません。下記の結果は、これを踏まえた上でご覧ください。

②、③、④は重複している期間がありますが、ここでは①と同一地点である②を最優先に採用して統計処理することとします。また、②は気象庁の管理下であり、観測条件が理想的であることも期待されます。


1.大館の年最大積雪深の経年変化(1892-2014) 図をクリックすると拡大
d0021097_00461190.jpg











(1)対象期間:1892~2014年
(2)使用したデータ:1892~1976は①、1977~2000は②、2001~2008は④、2009~2014は⑤
(3)欠測:12冬季年(1895-1898, 1901-1905, 1920, 1935, 1936)
(4)コメント:平年値は64㎝。県内の内陸部各地より少ないです。また、明治から平成まで111冬季年のうち50~100㎝の年が72%を占め、年による変動幅は小さいです。ただし、1923年は255㎝、1945年は165㎝を記録するなど、稀におもいきり積雪深が増すことがあるようです。ちなみに、38豪雪では106㎝、48豪雪では104㎝(消防署観測では142㎝)、平成18年豪雪では115cm、平成23年豪雪では110㎝、平成25年豪雪では113㎝記録されています。また、資料をまとめている過程で発見しましたが、約18年間隔で年最大積雪深が30㎝程度しかない少雪の年が現れているようです。(a)1954年25㎝、(b)1972年29㎝+1973年38㎝、(c)1989年23㎝+1990年32cm、(d)2007年40㎝+2008年35cm   
(5)摘要:主な統計値は下記のとおり

  100年平均(1911-2010) : 74cm
直近100年平均(1915-2014) : 74cm

  30年平均(1981-2010)  : 64cm ← 平年値という場合、通常この値を用います
直近30年平均(1985-2014)  : 67cm

  10年平均(2001-2010)  : 64cm
直近10年平均(2005-2014)  : 76cm

最大値       :255cm (1923年)
最小値       : 23cm  (1989年)


2.大館の年降雪量の経年変化(1971-2014)図をクリックすると拡大
d0021097_00461129.jpg











(1)対象期間:1971~2014年
(2)使用したデータ:1971~1996は③、1997~2008は④、2009~2014は⑤
(3)欠測:なし
(4)コメント:1980年代末~1990年代は少ない傾向にありますが、その後増加しているように見えます。
ただし、観測地点の移転による影響を無視できません。長期変動を見るためには他の観測点との比較が必要です。
(5)摘要:主な統計値は下記のとおり
30年平均値(1971-2000):364 cm
30年平均値(1981-2010):380 cm
30年平均値(1985-2014):394 cm
最大値:621cm(2006年)
最小値:190cm(1989年)



3.大館の年降雪量と年最大積雪深の経年変化(1973-2014)図をクリックすると拡大
d0021097_12314420.jpg












(1)対象期間:1973~2014年
(2)使用したデータ:積雪深、降雪量ともに、1973~1996は③、1997~2008は④、2009~2014は⑤

(3)欠測:なし
(4)コメント:「降雪量が多ければ積雪も多い」傾向が明瞭です。
(5)摘要:



4.大館の年最大日降雪量の経年変化(1972-2014)図をクリックすると拡大
d0021097_00461196.jpg












(1)対象期間:1972~2014年
(2)使用したデータ:1972~1996は③、1997~2008は④、2009~2014は⑤
(3)欠測:なし
(4)コメント:年最大日降雪量は、20~30cm の年が多いのですが、地域に大きな影響を及ぼした「48豪雪」と「平成18年豪雪」の年は50㎝を超えて突出しています。「ドカ雪」は、雪害を著しくする要素のひとつのようです。
(5)摘要:主な統計値は下記のとおり
30年平均値(1971-2000):24 cm
30年平均値(1981-2010):25 cm
30年平均値(1985-2014):27 cm
最大値:64cm(2006年1月4日)


今回は、降雪量と積雪深のみを見てきました。初雪の経年変化については こちら をご覧ください。
一般に、「寒冬=豪雪年」 というイメージがあるかもしれませんが、必ずしもそうではないように見受けられますので、これについてもいずれ調べてみたいと思います。




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by yt-otenki | 2015-01-02 23:59 | お天気

穏やかな冬の休日

冬型の気圧配置が緩み、青空が広がって風もほとんどなくなるころ、肉眼ではっきりと見えるような雪が降ることがあります。今日がそんな日でした。

子どもと雪遊びをし、雪の上に寝転んで空を見上げると、無数の雪片が青空から舞い降りてきました。
あまりの美しい光景に、心を奪われる瞬間です。
d0021097_00085111.jpg



















しばらくすると、白鳥が2羽、クワ―クワ―鳴きながら、青い空を羽ばたいていきました。平和なひと時でした。

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by yt-otenki | 2014-12-08 00:23 | お天気

冬の足音が聞こえてきました

10月28日は西高東低の気圧配置で寒気が南下するため、時雨模様となり北東北の山や峠では雪のところがありそうです。北東北の各地方気象台は24日に雪情報を発表しています。

気象庁の数値予測モデルGSMやMSM(初期値26日)によれば、28日朝から29日未明にかけて両モデルとも850hPa面の気温は、北緯40度以北で-5℃以下になる見込み。
(参考までに、地上で雪が降る目安は、一般的に850hPaの気温がマイナス6℃以下)

上記モデルによれば、925hPa(750m~800m)の高さで0℃前後の予想になっているので、この高度より上の降水粒子は固体(雪やあられ)です。地上で雨になるか雪になるかは、その後、その雪片が地上に落下する間に解けきるかどうかで決まります。

さあ、28日は地上に達するまでの間に解けてしまうでしょうか、どうでしょうか。

ところで、標高の高い山道や峠道を通る予定の人は、冬タイヤを装着したほうがいいと思います。標高の高いところでは路面が積雪状態になる可能性があります。

※これはあくまでも気象庁の数値予測モデルの計算結果であり、上記予想より寒気が強くなる可能性もあるし、弱くなる可能性もあります。寒気の入りが予想より強くなった場合は平地でも雪になる可能性あり。

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by yt-otenki | 2014-10-27 00:09 | お天気

気象研究会設立

秋田県北部を主な対象とした気象研究会を気象記念日である6月1日付けで立ち上げました。
会員はまだ3名ですが、お互い忙しいので、拘束がほとんどない気軽で緩いつながりにすることとしています。

主な活動内容は、
1.地域気象に関する調査研究
2.気象教育・啓発・普及
3.大気光象の観察・撮影
4.雪結晶の観察・撮影

このうち、3については、会員がどこかで大気光象をみかけたら、MLを通じて全会員に伝達して、みなさんが大気光象を見る機会を増やそうとするものです。

見事な虹とか環水平アークを見れると、「今日はいいものを見た。何かいいことがあるかも・・・」と思ってしまいますよね。日常的に空に出ていても、言われないと気づかないことが多いものです。こういう「小さな幸せ」の瞬間に遭遇する機会を増やすことにより、自然現象にさらに関心をもってもらえればなあと思っています。

細々とやっていきますので、関心のあるかたは、ご連絡ください。

ちなみに、最近みた大気光象を紹介します。
環水平アークです。水田にもうつりこんでいるので同時に2つ見えます。


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↑環水平アークと22度ハロ
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by yt-otenki | 2014-06-07 22:57 | お天気

風の強まりに注意

1日は発達中の低気圧の接近、通過に伴い、強雪のほか、強風に伴う現象に注意が必要となりそう。
吹き溜まりの形成、雪庇の発達、視界の悪化など。
はじめは東風が強くのち西風に変わる見込みです。
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by yt-otenki | 2012-02-01 07:00 | お天気

大館で初雪

11月15日午後、大館で今シーズン初の雪が降りました。昨年より20日遅い(昨年は10/26)です。
既に屋根や緑地にはうっすらと雪が積もり、銀世界になりつつあります。
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by yt-otenki | 2011-11-15 23:59 | お天気

明日は初雪か

明日15~明後日16日は雪を降らせるのに十分な強さの寒気が南下してくる見込みです。
タイヤ交換は昨日行い、今日は防寒着と手袋とそりを出しました。そりはまだ早い気はしますが、子どもたちは雪が待ちきれないようで、いつのまにか玄関に出してました。
16日朝は峠を中心に積雪状態になる可能性もあります。まだ、夏タイヤのままの人もいるかもしれないので、車間距離をとって運転しなければ・・・
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by yt-otenki | 2011-11-14 23:59 | お天気

北東北高校総体登山競技と雑感

8/20 作成  
8/21 改変

先日、岩木山のふもとで、北東北インターハイ(高校総合体育大会)登山競技部の競技役員(気象)としてお手伝いしてきました。予報士会へ派遣要請があり、そのうちの一人として参加しました。内容は、模範天気図の作成や審査基準の作成、採点、気象予報などです。

登山競技は、審査項目が多岐にわたり、気象知識や天気図作成も行われるのです。山に登るだけの体力勝負だけではないのです。

天気図作成はラジオの気象通報20分を聞いて、通報時間を含めて40分以内で天気図を仕上げ、さらには、解析と予報も文章で綴ることになっています。

現代の予報作成者は天気図を自分で書く機会がない(ぜーんぶコンピュータがやってくれる)ので、突然「書いてください」と天気図用紙を渡されても困惑する人が多いかと思います。でも一度身につけておくと安心です。大人になってからだと覚えるのが大変なので、小学校の頃に身につけておくといいかも。自転車と同じで、後は一生ものになります。私も小5の時に覚えました。

そこで、私は数年ほど前、天気図書きのすそ野を広げようと、小学生向けの天気図講座を開いたことがあります。参加者は少なかったものの、関心のある子どもは、どこかに必ずいるもので、随分と遠くから駆け付けてくれた子もいました。地方にいると、都市部とは違い、関心のある専門的なことに触れる機会が著しく少ないので、こういう機会はこれからも作っていけたらと思っています。

せっかく知的好奇心が旺盛な子どもたちがいても、それをうまく充たして先につなげていくことができていないのが地方の現状だと思います。 私がこどもの頃は、進んで勉強しようとすることを阻止する先生や公文に通っている子どもたちをやめさせようとする先生がいたりして、せっかく関心があって自ら進んでやろうとしている子どもたちの勢いを台無しにしてしまう先生たちが少なくありませんでした。皆同じことをしていれば確かにクラスの平均点は上がるかもしれませんが、これでは上位層は、中学、高校と上がるごとに、私立の中学や高校がたくさんある都市部との格差がどんどん開いていきます。

秋田の子どもたちは全国学力テストでトップクラスですが、平均点が高いという側面だけで我が県の教育は安泰だとしてしまうことには憂いを感じてしまいます。我が県の課題は、高校・大学に進学しても、全国と渡りあえるだけのレベルを持つ人材をいかに増やせるかという点にあると思います。そのような環境づくりは、小学生のうちから必要であると思います。

子どもは、好きなことはとことんやるのです。こどもたちの知的好奇心をくすぐり、とことん伸ばして上げられるような機会を提供していければなと思います。

ところで、この間は、市内の小学生が夏休みの自由研究(お天気)の相談で、先生と一緒に私のところにやってきました。児童は小5で、天気図の作成にも挑戦しているとのことでした。引率の先生は、知的好奇心の旺盛な子どもをさらに伸ばしてあげようとする素晴らしい先生でした。

さて、本題に戻りますが、自分の手で等圧線を引くという行為は、気象予報の原点のような気がします。たまには皆さんも天気図を作成してみてはいかがでしょうか?  某A社の社長さんも、天気図書きを社員に勧めているそうですよ!

注意: ラジオの地上天気図一枚で、十分な予報をすることには到底無理があります。天気図が書けるようになったとしても過剰な期待はしないでください。 実際の予報は、予報担当者が、地上から上空まで何十種類もの各種天気図、各種数値予報モデルのGPV、ガイダンス値を参照し、刻々と変わる雲画像、レーダ画像、各種実況値などとにらめっこしつつ、発表時刻寸前まで時間との闘いの中で、胃に穴があく思いでやっています。(ちょっと言い過ぎか。でも自分はそうだったか。)

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by yt-otenki | 2011-08-20 23:59 | お天気

「涼しい」を通りこして「寒い」!

(後日加筆予定)
今日は朝から東風が強く、気温が低下し、日中でも半袖では寒く感じました。夕方の外勤時や帰宅時はおもわず、車内の暖房にスイッチを入れてしまいました。
秋田市などは、フェーンにより大館、鹿角より10℃前後も気温が高くなったようです。
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by yt-otenki | 2011-07-20 23:55 | お天気