北東北発 気象予報士&防災士によるブログ。忘れたころに、たま~に更新してます


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カテゴリ:防災( 31 )

緊急地震速報がとても有効でした!

6/14 8:43ごろに発生した岩手県・宮城県内陸地震では、緊急地震速報がテレビで流れました。

私は出勤していましたが、自宅にいた連れと子供は、テレビで「緊急地震速報」を見て、すぐに、テーブルの下に隠れ、地震が来るのを待っていたとのことです。 しばらくすると揺れ始め、「緊急地震速報」の有効性を強く実感したようです。

5秒でも10秒でも前もってわかると、火を止めたりと、安全なところに移動したりとか、いろいろと行動をとれるものです。減災に向けて、日本は一歩進んだ世の中になったことが実感されました。

「緊急地震速報」のしくみ上、震源近くでは、当然、「緊急地震速報」は、間に合いません。これをもって、この速報は、役に立たないと言い放つ人がたまにいますが、とんでもない話です。

震源付近において、揺れより「緊急地震速報」を早くするなどということは、そのしくみ上あり得ないことだからです。

緊急地震速報について詳しいことはこちら(気象庁)
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by yt-otenki | 2008-06-14 23:59 | 防災

20070917秋田県北部の水害 #3 河畔林

20070917秋田県北部の水害では、大館市内の米代川沿いでも堤防からの越水や堤防の損壊がみられ、洪水が発生しました。

下の写真は水害から1か月後ほど経過してから撮影したものです。
この周辺では数か所にわたって堤防が損壊して、耕作地に砂礫が流出していました。

d0021097_23535551.jpg

↑ 破れた堤防部分から堤内(河道と反対の水田の側)方向を撮影。
破れた堤防付近の地面(水田)がえぐられ、河川から運搬されてきた砂礫が水田に堆積しています。

d0021097_214899.jpg

↑ 堤防が損壊して、砂礫が耕作地へ流れ込んでいます。護岸ブロックの一部も耕作地へ流入。出水前、この部分の地表被覆というか土地利用の形態がどのようなものであったのか関心があります。高木が連なっていたのか、草地だったのか、護岸されていたのか・・・

ここより下流100m位の地点には、堤防付近にある程度の規模の高木の河畔林が連なり、堤防の損壊の程度はあまり大きくなく、耕作地への砂礫の流出は少ないようでした。(下の写真参照)

d0021097_23541355.jpg

↑堤外(堤防より河道の側、写真では右側の方向)には、人工杉とその他の高木による河畔林あり。河畔林は、河川管理上、流木等の発生源になるということで疎まれることが多いようです。しかしながら、中州ではなく堤防に近い側に、ある程度以上の規模の林ががある場合は、水の勢いを和らげ堤防を守り、かえって、上流からの流木やゴミを捕捉して、耕作地などの被害を軽減しているようにも見受けられます。
(※河川管理上は疎まれる河畔林ですが、川辺の生態系の観点からは河畔林の存在は重要です)

d0021097_0401061.jpg

↑河畔林内部の様子1

d0021097_0402414.jpg

↑河畔林内部の様子2
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by yt-otenki | 2007-11-04 23:59 | 防災

20070917秋田県北部の水害 #2 河床の変化

20070917の大雨出水から1か月半が経過しました。

その後、河川は落着きを取り戻しましたが、出水前に比べて、河川の様子は大きく変化しました。

水が流れると、侵食、運搬、堆積がみられますが、大雨出水のときは、著しく河床が洗掘されたり、大量に土砂が運搬・堆積したりして著しく河床を変化させます。

例えば、写真にあるように、長木川の堰堤付近には、大量の砂礫が上流から運搬されてきて、のっこりと砂礫を残していきました。堆積物が堰堤の高さを超えています。(写真左側のゴム堰堤部分は破損して、下流へ砂礫が運搬されています。)

d0021097_23504178.jpg


河床が上昇すると、以前と同じ流量の出水があったとしても、今後は以前より水位が上昇する(正確には水面が堤防高に近くなる)ことは想像に難くありません。河川によっては、この半世紀で河床がかなり上昇している所もあるかもしれません。もしそうであれば、堤防建設時は大丈夫とされていた水位でも、河床が上昇した分だけ、その堤防高ではだいじょうぶでなくなっている可能性もあります。

河床の上昇が続けば、極端な例では天井川という例もあります。

長木川では、河床の砂礫がきれいに洗い流されたところもあり、河床に露出するグリーンタフ(緑色凝灰岩)の青緑色が、なんともいえない美しさを見せていました。

昔、仕事で、流量観測をしていたことがあります。
高水位時は、低水位時と観測方法が異なり、河川に浮子を投げ込み、流速を計測するため、暴れ狂う河川において、半ば命がけの観測を行っていたことを今回の出水時に思い出しました。
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by yt-otenki | 2007-11-02 23:59 | 防災

20070917秋田県北部の水害 #1 避難準備情報

避難準備(要援護者避難)情報とは、2004年の大規模な風水害で、高齢者など災害時要援護者に多くの犠牲者があったことを踏まえて、2005年に国がガイドラインを作成して新たに設けたものです。避難勧告や避難指示に先立って、市町村から発令される情報です。

災害時要援護者には、寝たきりの人、病症者、乳幼児、日本語の理解が十分でない外国人などが含まれます。

これらの人たちは行政機関から避難勧告を受取りにくかったり、避難を開始しても移動に時間がかかったりするため、避難支援についてこれまで課題となってきました。

2005年の水害では、長岡市や三条市で、避難勧告に先立って、住民に対して避難準備情報が発令され、迅速に避難体制をしくことができていたようです。

さて、今回の秋田県北部の災害時は、この情報は出ていたでしょうか?

残念ながら、新聞報道を見る限りでは、全く見当たりません。


なぜ、避難準備情報が発令されていなかったのか、理解に苦しみます。

いざ、勧告や指示が出る前に、準備情報があれば、要援護者ではなくとも、持ち出し物の準備や心の準備ができるのに・・・・・・。

新聞記事によると、被災者からは、もっと早く避難情報が欲しかったなどという声があがっているそうです。

大館市の場合、避難勧告の周知は、広報車が避難勧告地区をまわって伝えていたそうです。
それ以外の情報周知は、マスコミを介したものがありますが、休日のテレビはローカルニュース枠はほとんどないですし、津波情報のように画面のはじに長時間表示されているわけでもありません。 結局は、翌朝、地元紙を開いてみて、事態の深刻さを知らされるという人が多かったようです。

私は、17日夕方から、「いつ避難準備情報が発令されるのか?」、「いつ避難勧告が出るのか?」と、相当やきもきしていたのですが、テレビは普通どおりの番組を流しているし、市のHPでは全く状況の説明、避難情報の広報がないし、結局は翌日の新聞を見て、被害の概要や勧告がでていたことがわかるという始末でした。

市のHPなどに、避難勧告や避難場所、被災状況、公的機関はどう対処しているかなどの情報が掲載されていれば、正確な情報があるがゆえに、一般住民は、不安感を払拭することができたと思いますが、秋田県北被災4市町で、今回、それを実行していたのは、鹿角市と北秋田市だけでした。 他市は、不特定多数への情報提供はありませんでした。
そのため、仕事や外出などで自宅から離れていた人の場合、自宅に避難勧告がでていることも冠水していることも知らず、帰宅してみて、はじめて、とんでもない惨状を目の当たりにすることになった人もいたようです。

また、テレビなどでは、重要な避難情報などは、津波注意報の時と同じように、テロップは常時出しっぱなしにしておくべきだと思います。一瞬だけ流れても、たまたまその時にテレビの前にいた人にしかわかりませんから。
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by yt-otenki | 2007-09-28 23:59 | 防災

大館の上水道、濁る!

18日夕方、上水道が濁っていることを発見しました。
下の写真の左側は、我が家の上水道から出てきた水をペットボトルに詰めたものです。 色がついていて、濁っています。 しばらくすると、底には、褐色の粒子が沈殿していました。
d0021097_22164958.jpg

↑9/18夕方の上水道(左)とミネラルウォーター(右)の比較 


昨日の大雨による施設の故障等のため、大館市の一部地域(比内地域、真中)で断水措置がとられ、給水車が巡回しているようです。我が家は断水地区ではありませんが、午前中、水がちょろちょろと細くなったとのことです。

今朝、外から呪文のような声が聞こえると思い、窓をしばらく開けましたが、何を言っているのかさっぱりわかりませんでした。 後で聞いたところによると、市の広報車が近所を巡回して、節水を呼びかけていたらしいです。

普段は水道水を信頼していますが、次の経験があるため、時々目の前にある水を見て、この水は大丈夫か~と、確かめてしまいます。

昔、実家に上水道がなかった時代、メインで地下水、サブで簡易水道を使っていたのですが、簡易水道は雨が降るといつも泥色の水が出ていました。

シドニーに住んでいた時代は、しばらく水道水に寄生虫が混入している時期がありましたので、煮沸して使っていました。
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by yt-otenki | 2007-09-18 23:58 | 防災

大雨の状況

大雨の状況

岩手県立大学総合政策学部牛山研究室のリアルタイム豪雨表示システム(http://www.disaster-i.net/rain/)を参照して、現在の大雨の状況をご紹介します。

24時間降水量の分布(9/16 22:00 - 9/17 22:00JST)
秋田県~岩手県にかけて、多く降っています。1か月分以上の雨が1日で降っているところがあります。

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↑岩手県立大学総合政策学部牛山研究室のリアルタイム豪雨表示システム(http://www.disaster-i.net/rain/)より


24時間降水量の極値の更新状況 9/17 22:00現在
秋田県~岩手県にかけて、特に奥羽山脈付近で、統計開始以来の最大の24時間降水量を記録しています。
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↑岩手県立大学総合政策学部牛山研究室のリアルタイム豪雨表示システム(http://www.disaster-i.net/rain/)より
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by yt-otenki | 2007-09-17 23:00 | 防災

米代川で氾濫発生!

米代川で氾濫が発生しました!
堤防からの越水です。


    米代川はん濫発生情報
    
    米代川洪水予報 第4号
    洪水警報
    平成19年9月17日22時10分
    能代河川国道事務所・秋田地方気象台 共同発表

からその一部を抜粋します。

米代川 はん濫の発生

主文 米代川では、大館市立花地区の右岸よりはん濫し、
水位危険度レベルはレベル5に移行しました。
このため、現在で浸水しています。
引き続き、高い水位が続く見込みであり、はん濫が拡大するおそれが
ありますので、はん濫による浸水が予想される地域では、
厳重な警戒をして下さい。
状況は堤防からの越水です。浸水状況は確認中。



東北地方(国管理)の最新の洪水予報は、
こちらから


北秋田地域の現在の水位状況はこちらからご覧ください。
△印をクリックすると各地の水位状況がわかります。

これによると、扇田や鷹阿地域の多くの地点で特別警戒水位を超えています。(22時現在)


インターネットがつながっているからこそ、能動的に情報をとりに行けば、このように国や県からの情報は入手できますが、テレビを見ても、ローカルニュースが流れているわけでもなく、現在の状況に関する情報がテロップで表示されているわけでもなく、防災無線があるわけでもなく、市内の河川が、現在どういう状況になっているのか、住民はわかりようがありません。何もわからず、のんびりと危険地域にドライブしてしまう人だっているかもしれません。
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by yt-otenki | 2007-09-17 22:30 | 防災

ものすごい風です! 八甲田城ケ倉大橋 

八甲田の城ケ倉大橋といえば、秋の紅葉シーズンは観光客でいっぱいになります。
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↑10月下旬

先月、所用でこの橋を歩いて渡る機会がありました。

橋の渡り始めは風が弱いのでみんな油断して歩き始めるのですが、中央付近では、非常に強い暴風が吹いています。(谷筋を山からふもとへ向かって吹いていました。)お年寄りや子どもも歩いているので見ていてはらはらします。

私は、久しぶりに身の危険を感じました。

風にあおられて、歩道から車道へ吹き飛ばされそうでした。
路面が凍結していれば、間違いなく車道へ滑って転がってしまい反対側の歩道まで行ってしまっていたかもしれません。というか車にはねられていたかもしれません。

同僚が、別の日に行った時は、あまりの強風に、橋の中央付近で動けなくなってしまった人がいて、バスで救出しに行ったけど、風の強さで自動ドアが開かなく、手動で開けて救出したことがあったそうです。

手すりも低いので、落ちそうで怖いです。

付近には風速表示板があるらしいのですが、自分の身を守ることに必死で、そんなものには全く気づきませんでした。

橋の両端の歩き始めのわかりやすいところに、風速表示板や、ある一定以上の風速を感知したら、「歩行者通行止め」の表示をして、歩行禁止にした方が安全だと思います。そうでないと、風にあおられて、谷底へ落ちても不思議ではありません。

自家用車で行く人は、あの橋を歩いて渡りきる人は少ないかもしれませんが、観光バスなどで行く人は、端から端まで渡りきる場合も結構あるので、要注意箇所だと思いました。

シニアの旅行者は、橋の中央付近では必死の形相で、自力では歩けなくなってしまっていますので・・・。

上記はいずれも東風が強まる気圧配置の場合です。西風の時はどのようになっているのかは分かりません。
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by yt-otenki | 2006-11-05 23:59 | 防災

地域防災について一緒に考えてみませんか

気象予報士そして防災士であるYTです。
市民レベルで地域防災について理解を深め、地域の防災・減災に何か役に立てることはないかと考えているのですが、同じような考えをお持ちの気象予報士、防災士または取得予定の方はいらっしゃいませんか? 秋田県大館市または近隣の仲間でサークルを立ち上げ活動していければと思っております。

気軽に声をかけてください!
ご連絡はこちらまで
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by yt-otenki | 2006-09-20 23:59 | 防災

気象庁の緊急地震速報 

「10秒後に、震度5強程度の揺れが来ます!」

これが、気象庁が試験提供している「緊急地震速報」のイメージです。

一般家庭へ実用化されれば、大きな揺れが到達する前に、火を消したり、机の下に隠れたり、心の準備をすることが可能になります。

また、満員電車においても、地震速報を受けて、乗客が意識的につり革にしっかりとつかまれば、乗客が一定の側へ流されたり飛ばされたりする割合を減らすことができ、負傷者を減らせるであろうとする先生もおられます。
 
気象庁は、2004年2月から「緊急地震速報の試験提供」を行ってきました(2006/5現在290機関が対象)が、今年の8月からは、「緊急地震速報の先行的な提供」を開始する予定です。

鉄道、エレベーターの制御、工事現場の訓練された作業員の安全確保など、現時点で混乱なく活用される分野に対して、希望者に提供するとのことです。

これにより、「試験提供」ではなく、「先行的な提供」として、将来の不特定多数への一般提供へ向けて、一歩前進することになります。

参考までに下記をご覧ください。
緊急地震速報とは?(気象庁)

この先行的な提供期間においては、不特定多数の方への情報提供はを行わないとしていますので、8月以降もまだしばらくは、テレビやラジオなどで、「10秒後に、震度5強程度の揺れが来ます!注意してください!」 などの情報をお目にすることはないでしょう。

速報の精度が保証され社会の受け入れ態勢が整えば、将来は、テレビ、ラジオはもちろんのこと、人の集まる所、各事業所、駅、学校、グランド、公園、商店街、海岸などにおいても、このような情報が流れるようになることと思います。何年後になるかは分かりませんが。

また、さらに進化して洗練されてくれば、個人の腕時計、壁掛時計、家庭の電話機、携帯電話、家庭の煙探知機などに、気象庁の地震速報を受信する機能を付加し、音声で知らせることも可能になるのでははないかと思います。防災立国としては、なるべき姿ではないかと思います。今後10~20年で、ここまで行けるかな?
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by yt-otenki | 2006-06-22 23:59 | 防災