北東北発 気象予報士&防災士によるブログ。忘れたころに、たま~に更新してます


by yt-otenki

プロフィールを見る
画像一覧

S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31

カテゴリ

全体
お天気
大気光象
生物・季節現象
シビアな現象
大気現象
自然
防災
高温・低温

世界の天気
地元ネタ
トンボ
misc
家庭菜園
今日のソフトクリーム
雑感
風穴


今日のアップルパイ
お天気教室
天文
生物

タグ

(104)
(69)
(39)
(38)
(35)
(26)
(21)
(20)
(18)
(16)

以前の記事

2017年 08月
2016年 05月
2016年 01月
2015年 11月
2015年 09月
more...

記事ランキング

外部リンク

ミックスチャットはコチラ

ブログジャンル

科学
東北

画像一覧

その他のジャンル

20070917秋田県北部の水害 #2 河床の変化

20070917の大雨出水から1か月半が経過しました。

その後、河川は落着きを取り戻しましたが、出水前に比べて、河川の様子は大きく変化しました。

水が流れると、侵食、運搬、堆積がみられますが、大雨出水のときは、著しく河床が洗掘されたり、大量に土砂が運搬・堆積したりして著しく河床を変化させます。

例えば、写真にあるように、長木川の堰堤付近には、大量の砂礫が上流から運搬されてきて、のっこりと砂礫を残していきました。堆積物が堰堤の高さを超えています。(写真左側のゴム堰堤部分は破損して、下流へ砂礫が運搬されています。)

d0021097_23504178.jpg


河床が上昇すると、以前と同じ流量の出水があったとしても、今後は以前より水位が上昇する(正確には水面が堤防高に近くなる)ことは想像に難くありません。河川によっては、この半世紀で河床がかなり上昇している所もあるかもしれません。もしそうであれば、堤防建設時は大丈夫とされていた水位でも、河床が上昇した分だけ、その堤防高ではだいじょうぶでなくなっている可能性もあります。

河床の上昇が続けば、極端な例では天井川という例もあります。

長木川では、河床の砂礫がきれいに洗い流されたところもあり、河床に露出するグリーンタフ(緑色凝灰岩)の青緑色が、なんともいえない美しさを見せていました。

昔、仕事で、流量観測をしていたことがあります。
高水位時は、低水位時と観測方法が異なり、河川に浮子を投げ込み、流速を計測するため、暴れ狂う河川において、半ば命がけの観測を行っていたことを今回の出水時に思い出しました。
[PR]
by yt-otenki | 2007-11-02 23:59 | 防災