北東北発 気象予報士&防災士によるブログ。忘れたころに、たま~に更新してます


by yt-otenki

プロフィールを見る
画像一覧

S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31

カテゴリ

全体
お天気
大気光象
生物・季節現象
シビアな現象
大気現象
自然
防災
高温・低温

世界の天気
地元ネタ
トンボ
misc
家庭菜園
今日のソフトクリーム
雑感
風穴


今日のアップルパイ
お天気教室
天文
生物

タグ

(104)
(69)
(39)
(38)
(35)
(26)
(21)
(20)
(18)
(16)

最新のコメント

> ナルミンさん。 お..
by yt-otenki at 21:37
こんばんわ。久しぶりです..
by ナルミン at 19:55

以前の記事

2016年 05月
2016年 01月
2015年 11月
2015年 09月
2015年 06月
more...

記事ランキング

外部リンク

ミックスチャットはコチラ

ブログジャンル

科学
東北

画像一覧

人気ジャンル

雨上がりの山肌


雨上がり、山肌にはなにやら白いものが・・・
ちょっと幻想的な世界です。
濃くなったり薄くなったり形を変えながら、少しづつ動いています。

これは上空を流れてきて、そこにとどまっている雲ではありません。
ここで発生している雲です。

何故、雨上がり? 単純に、山に降った雨が蒸発してまた雲に戻ったと考えて差し支えないと思います。

雲粒→雨粒→水蒸気→雲粒

山肌に降ると、サイクルが早いですね~。

山肌に雨が降ると、雨滴の一部はまず樹木(樹冠/canopy)で遮断(intercept)されます。そしてその残りが下方へ通過(throughfall)して、背の低い草花へ到達。ここでもその一部が遮断され、その残りが地面に到達します。

よって、山肌の森林帯では、水分を蓄えている植生などの表面積は相当大きくなります。
すなわち、空気中へ大量の水蒸気を供給できる環境にあるわけです。
これら降水を捕らえた植生からの蒸発のことを遮断蒸発(evaporation of intercepted precipitation)といいます。(年間に降った雨の2割~3割はこのような形で大気中へ戻るとも言われています)

なお、雨が降らなく晴れた日は、植生は気孔から水蒸気を放出(蒸散/transpiration)して、大気に大量の水分を供給しています。

大雑把に言って、降った雨から、これら蒸発と蒸散(合わせて蒸発散/evapotranspirationと呼ぶ)を取り除いた分が、地下を通じて河川へ流出して、海へ戻ると考えることができます。

d0021097_22271025.jpg

図 雨上がりの山肌に層雲(stratus)が発生
[PR]
by yt-otenki | 2006-08-30 23:59 | お天気