北東北発 気象予報士&防災士によるブログ。忘れたころに、たま~に更新してます


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桜の開花予測 その2

気象庁とウェザーニューズのソメイヨシノ開花予測日が大きく違うことが全国各紙にとり上げられているようです。これまでのところ、気象庁に軍配が上がっているとのこと。

東日本や西日本においては、気象庁の予測日がウェザーニューズの予測日より大幅に早くなっているようです。この差はどこにあるのでしょうか?

さくらの開花は、一般的に春の気温が高いと早まり、気温が低いと遅くなります。すなわち、これまでの気温経過と今後の気温予測で開花日を予測するのですが、今回のように、ウェザーニューズと気象庁の大きな差は、春の気温予測の差だけによるものではないような気がします。
あまりにも差がつきすぎています。

これは両者の計算式にチルユニットの効果をどれだけ考慮に入れていたかという点が、ポイントになるのではと、個人的に考えています。

花芽は冬の低温に一定期間さらされると休眠から目覚めます(休眠打破)。花芽は休眠打破のあと温度の上昇とともに生長し開花します。

すなわち、冬の気温が高ければ、休眠打破が遅れ、それに応じて開花も遅くなります。早い時期に低温にさらされると休眠打破も早まり、開花も早まるというわけです。

冬の低温+春の高温。 このパターンが、桜の開花が最も早まるパターンなのです。

今年の場合、上記のケースに当てはまります。全国的に12月は記録的低温。そして2月は平年より高めで推移しました。

ただし、北日本では暖冬でも、十分寒いですので、東日本や西日本のように休眠打破が極端に早くなったり遅くなったりすることもなく、春先の気温が開花に大きな影響を与えます。<u>

大館をはじめとする北東北では、このチルユニット効果は、ほとんど考慮する必要はありません。

よって、今、東日本や西日本では平年より1週間~2週間も早咲きしていますが、北東北では、こんなに早咲きになることはありません。
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by yt-otenki | 2006-03-23 23:58 | 生物・季節現象