北東北発 気象予報士&防災士によるブログ。忘れたころに、たま~に更新してます


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放射性物質の飛散予測

福島第一原発から放射性物質の放出が続いていますが、どの時刻に、どこに、どれだけの量が飛散しているのかについての情報が、国内機関からは公表されていません。テレビなどでも報道されていません。

実は、気象学会の会長からは、会員向けに、次の文書(3/18付)が通知されています。
http://wwwsoc.nii.ac.jp/msj/others/News/message_110318.pdf
(これは気象学会のメーリングリストでは3/20に配信、気象学会のHPでは3/21に更新)
内容の解釈はお察しください。
原子力安全委員会では緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム(SPEEDI)の計算結果を一度だけ公表したことがありますが、その後まったく音沙汰なしです。その意味の解釈はおまかせします。
http://www.nsc.go.jp/info/110323_top_siryo.pdf
この文書の最後にSPEEDIの説明書きがあり、緊急時は、このシミュレーションにより、自治体等が周辺住民の防護対策を迅速に検討できるとあります。
果て、みなさん、迅速に検討できましたでしょうか。

放射性物質の放出量がはっきりしないなど初期設定が確実でないことを理由に計算結果を公表していないのだという話が漏れてきますが、事故が発生するなどの緊急時は、そもそも短時間で放出量などを定量的に見積もることはできないのではないでしょうか。これでは、いざというときに、使い物になるのかどうか・・・。

国内のテレビでは、放射能汚染の状況について、「ただちに健康に被害を及ぼす値ではない」だとか「太平洋に拡散して相当程度薄まる」などといっています。確かに、急性の病気にはならないかもしれませんが、「長い目で見れば、何年もしてから影響が出てくるかもしれない」と、とらえることができます。

食物連鎖で、クジラやマグロなどの大型動物へはどんどん蓄積されていきます。

こんなときは東電などの当事者や当事国の情報だけではなく、客観的判断のできる他国の情報が貴重な情報入手源になります。

例えば、放射性物質の拡散シミュレーションについては、下記が参考になります。
フランスやドイツでも公開していますが、ノルウェイのものが一番見やすいと思います。


①The Norwegian Institute for Air Research (NILU) ノルウェイ大気科学研究所
http://transport.nilu.no/products/fukushima
上記ページの中ほどに選択できるボタンがあります。

下記の量について、日本域、アジア域から、北半球域まで5段階あり、3時間後毎に4日ほど先まで予測されています。
Total Column I-131
Surface Concentration I-131
Total Column Cs-137
Surface Concentration Cs-137
Total Column Xe-133
Surface Concentration Xe-133

これによると、4月7日深夜から8日朝にかけて北東北に放射性物質が飛散するようです。
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by yt-otenki | 2011-04-03 23:59 | 防災